史料の修復

修復例 巻物史料

【巻物の寸法】  タテ 約35㎝ ヨコ 約277㎝位
【巻物の状態】 古図を数枚繋ぎ合わせた巻子装。和紙に描かれています。虫穴による損傷がかなりあり、展示が困難なレベルの損傷
【修理方針】 古図を分解して修復し、再び繋ぎ合わせて巻子装にします。

修理前

修理前の見返し部分

修理前

巻かれた状態からの虫損なので、等間隔で穴が開いています。

修理前 軸棒 終わり部分

軸棒にも虫による穴

修理前 巻いた状態

題箋の破れや紐の劣化

巻物の表紙の損傷

修理後 見返し 先頭部分

見返し部分の新調

修理後

虫穴を補填

史料の為、補彩を行わず、違和感もそのままです。

修理後 軸棒付近 終わり部分

新しい軸棒を付けます。

修理後 巻いた状態

題箋の修繕

表紙の新調

価格について

 

史料の損傷度・巻物の長さ等により、価格は異なります。見積りになります。