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国宝や重要文化財等とは違い、予算や期間等様々な制限で緊急の修理がなされずにそのままにされていることも少なくないと思われます。
しかしそのような様々な制限の範囲内でも、博物館相当施設の展示品を可能な限り理想的な本来の材料で修繕することができます。
昔から古糊で増し裏打ち・総裏打ちをおこなっていました。
専門の文化財修復工房は当然使用していると思われますが、化学糊の普及で掛け軸専門の表装店でも使用しているところは少数になりました。
冬に生麩糊を甕に入れて、数年間軒下で貯蔵しておきます。
当店では、5年以上の古糊を使用します。

太巻心棒で、掛け軸を太く巻くことにより、横折れ防止が可能です。
軸箱は心棒にあわせて製作するので、多少幅広になります。


極力従来通りの製法の和紙
肌裏打ち和紙・・・薄美濃和紙
増し裏打ち和紙・・・本美栖 奈良吉野産
総裏打ち和紙・・・宇陀紙 木灰煮 奈良吉野産
